今日、鳥山明の訃報が飛び込んできた。
亡くなった日は今月1日。
享年68歳。
死因は急性硬膜下血腫だそうだ。
自分は、氷河期世代のど真ん中なのだが、この「氷河期世代」というのはあくまでも社会的な話で、文化的な観点からみると、完全に鳥山明世代なのだ。
子供の頃に『アラレちゃん』のアニメをテレビで見て、ファミコンで『ドラクエ』を遊び、そのまま『ドラゴンボール』が連載されているジャンプの黄金期になだれ込んだ世代である。
子供の頃に親しんだ文化のど真ん中にいた人が、68歳という年齢で亡くなってしまうとは…。
さすがにこの年齢になると悲しいという気持ちは沸いてこないが、それでも、何かスコンと抜けたような感覚がある。
そんな、かすかな心の動揺が落ち着く間もなく、同日8日の夜に声優のTARAKOの訃報が入ってきた。
自分が生まれ育った県にはフジテレビ系列の局が無かった。
そのため、子供の頃、民放はTBS系列か日本テレビ系列しか見ることが出来なかったのだが、中学生になるころ、突然、今まで砂嵐しか映らなかった12チャンネルに映像が入るようになった。
今にして思えば、それが新しく開局するフジテレビ系列局の試験放送だった。
その試験放送で初めて『ちびまる子ちゃん』を見た。
その時以来、ちびまる子ちゃんといえばあの声だったのだが、その声の主も60代で亡くなってしまった。
同じ日に、大御所二人の訃報を聞いて、さすがに少し呆然としている。
鳥山明の訃報を伝えるニュース
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