この日の夕食は開成町にある圭一屋にやってきた。
入店して、入り口すぐの券売機に向かうと、券売機の横に「当面の間、夕方の営業時間中、チャーハンの提供をストップします」の張り紙が…。
「えっ?」と思い、券売機を見てみると、チャーハン関係のメニューには全て「売り切れ」の赤ランプがついている。
チャーハンは、看板商品の「ヤバイラーメン」と並んで、圭一屋の名物の一つだ。
味も盛りもよく、店にいると必ずといっていいほど、他のお客さんがチャーハンを注文する声を耳にする。
そんな主力商品を販売休止にするというのはただ事ではない。
「チャーハン休止」の張り紙をパッと見た瞬間、人手不足かと思って店内に目をやったのだが、どうも、そうではないようだ。
店内には厨房とホールを合わせて3人の従業員がいたし、厨房に入っていたのは、他でもない店長さんである。
チャーハンの注文が多めに入ったからといって、店が回らないということはないと思う。
頼んだラーメンを待つ間、ひとしきり理由を考えていたのだが、ふと思いついたのが「卵」だった。
今年のエッグショックは尋常ではない。
卵の値上がりは当然のことながら、もはや「値上がり」を通り越して、店によっては品薄で入荷が無いという状況になっている。
我々のような一般人の生活でさえこうなのだから、飲食店への影響はさらに大きいだろう。
実際、私がちょくちょく通っている丸亀製麺でも、数か月前から卵を使う商品の提供を中止している。
チャーハンといえば卵、卵といえばチャーハンという具合に、卵が無いチャーハンというのはちょっと考えられない。
「昨今の卵不足がチャーハン提供中止の原因なのではないか…」とぼんやり考えていたところに、頼んだものが届いた。
今回のメニューは「ヤバイラーメン大」「海苔トッピング」「ライス大」である。
圭一屋には、ヤバイラーメン以外のメニューもあるのだが、店に来るとついついヤバイラーメンばかりを頼んでしまう。
さっそくスープから…、
いつもながら、口に入れた瞬間パキーンとしょっぱい。
これぞ豚骨醤油といった感じのスープ。
続いて麺を…、
太めの自家製麺がスープと絡んで抜群に旨い。
そして、このヤバイラーメンで忘れてはいけないのが、上にトッピングされているほうれん草とキャベツだ。
この二つの野菜が、濃厚なスープの箸休めになって、実にいい働きをしている。
追加でトッピングした海苔は、スープにひたしてからご飯にのせて食べる。
豚骨醤油系のスープとご飯の組み合わせはまさしく鉄板。
この手のラーメンは、ラーメン本体よりもむしろこの海苔とご飯の組み合わせこそがメインだと言っても過言ではない。
ラーメン、海苔、ご飯、猛然と食べ尽くして一気に完食。
ごちそうさまでした!!
〇今回の会計
ヤバイラーメン大 1080円
ライス 150円
海苔トッピング 100円
合計:1330円
〇店舗情報
圭一屋 開成店
神奈川県足柄上郡開成町みなみ4丁目1-18
TEL:0465-20-5830
駐車場:有り(7台ぐらい?)
(店舗情報の詳細はお店にご確認ください)
お店のWEBサイト:圭一屋のWEBサイト