大根の皮を初めて食べたのは、確か、小学生の頃だったように記憶している。
ある日の夕食時、食卓にきんぴらごぼうがあった。
当時からきんぴらごぼうは好きだったので、何の気なしにパクリと食べたら、普段、食べ慣れているきんぴらごぼうとは違う独特の食感。
妙にシャキシャキしてみずみずしさを感じる歯ごたえ。
頭の中に思い描いているきんぴらごぼうとは明らかに違う感覚に、思わず母親に、「これなに?」と聞いた。
そのとき、母親から帰ってきた言葉が、「大根の皮」だった。
当時は、「なんで大根の皮を食べなければいけないんだ」と思い、「美味しい?」と聞き返されたときにも、「うーん…」という答えにもなっていないような答えを返した記憶がある。
それから30年ほどの時間が経ち、今では、大根の皮も自分で調理して食べるようになった。
食べ始めたきっかけは、単純に「もったいないから」というぐらいの理由だったように思うが、食べ慣れると、大根の皮も一つの食材として扱えるようになった。
子供のころは、きんぴらごぼうだと思って食べたら大根の皮だったので違和感を感じたが、初めから大根の皮だとわかって食べれば、これはこれでおいしい食材だ。
この日は、大根の皮とツナを使って炒め物を作った。
材料
大根の皮
ノンオイルツナ(汁ごと)
長ネギ
おろし生姜
おろしニンニク
塩
味の素 一つまみ
オイスターソース 少々
レシピ
大根の皮は、適当な長さに切って、やや太めの千切りにする
長ネギは小口切りにする
ツナは、ノンオイルのものを汁ごと使うので、用意しておく
フライパンにサラダ油を敷く
フライパンが熱くなったら大根の皮を入れて炒める
大根の皮に油が回ったら、長ネギ、おろし生姜、おろしニンニクを入れて炒める
ニンニクと生姜の香りが上がったら、ノンオイルのツナを汁ごと入れる
ツナを入れたら、汁気が少なくなるまで軽く炒め煮する
汁気が少なくなったら、塩、味の素一つまみ、オイスターソース少々を入れる
全体を軽く炒め合わせたら完成
普段は捨てるはずの皮を使った一品。
経済的で、簡単で、旨い。
一人暮らしにはもってこいのおかずだ。
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