盛岡八幡宮の『愛名亭 茶欧』に立ち寄ったのち、ぶらぶら歩いてこちらのお店にやってきた。
紺屋町にある『めん処 はすの屋』である。
入り口の横を見ると、価格改定を告げる紙が貼ってあった。
昨今の物価高を思えば、値上げは当然のこと。
また、張り紙にも書いてあるが、こちらのお店、以前はチャーシューご飯を無料で提供していたのだ。
客の側としてはありがたいが、チャーシューご飯無料は、はっきりって異常なサービスである。
昨年帰省したときもチャーシューご飯を食べたが、あのクオリティの商品が無料で提供されると、こちらの方が恐縮してしまう。
料金を取るのは当たり前のことだろう。
しかも、料金を取るといってもその金額が100円なのだ。
一般的なラーメン店だと、チャーシューご飯は300円から500円ぐらい。
それが100円なのだから、ありがたいを通り越して申し訳ない気持ちになってしまう。
ただただ感謝の気持ちを抱きながら暖簾をくぐると、昼時ということもあってか、カウンター席のみの店内はほぼ満席。
とりあえず、券売機で食券を購入。
店内に置いてある待ち客用の椅子に腰かけてしばし待つ。
席が空くと、女将さんにあいた席に案内されたので、そちらに着席。
食券を手渡すと、水を持ってきてくれる。
そして、水を持ってきてくれるのと同時に、「皆さんに紫蘇ジュースをサービスさせていただいていますが、どうされますか?」ときかれたので、「あっ、いただきます」と答えると、水のコップとは別に紫蘇ジュースを入れて出してくれる。
こちらのお店は女将さんがワンオペで営業されているのだが、本当にサービスが行き届いていると思う。
紫蘇ジュースを飲みながら少し待つと、頼んだものが運ばれてきた。
今回のメニューは、「にく麺」の大盛りと「チャーシューご飯」である。
さっそくスープから…。
あっさりを極めたようなスッキリしたスープ。
胃にじんわりと染み渡るようで、本当に旨い。
このスープは、この店以外では味わえないと思う。
続いて麺を…。
チュルチュルとしてすすり心地の良い麺。
スープとの相性も抜群。
メンマも、塩ベースのすっきりした味付けで、ラーメン全体と調和している。
さりげなくナルトがのっているのもうれしい。
チャーシューは箸で持つことも難しいぐらいトロトロに煮込まれている。
そして、そのチャーシューを頬張ったところに間髪入れずチャーシューご飯を一口。
旨い…。
このチャーシューご飯が100円というのは、本当にありがたい。
にく麺とチャーシューご飯、猛然と食べ尽くして一気に完食
ごちそうさまでした!!
〇今回の会計
肉麺 1000円
大盛り 100円
チャーシューご飯 100円
合計:1200円
〇店舗情報
店名:めん処 はすの屋
住所:岩手県盛岡市紺谷町2-20