バスに乗って南大通りを移動中、車窓を流れる景色の中にこのお店を見つけた。
テイクアウト用の窓口とそこに並んでいる女性客が二人いる。
とりあえず何かの飲食店だろうとあたりをつけて、「バスセンター」で下車。
南大通りを歩いて現地に到着。
バスに乗っている段階では何のお店かわからなかったのだが、こちらのお店、キッシュの専門店らしい。
店内に飲食スペースは無く、テイクアウト専門。
10種類ぐらいのキッシュがショーウインドウに並べられており、値段はどのキッシュも一律で一個500円。
店の前で何のお店なのか様子をうかがっている間にも、ご近所の奥様らしい人達が、ちらほらと買いに来ている。
比較的新しいお店のようだが、しっかりと地域に根付いているようだ。
さっそく、窓口に行ってキッシュを注文。
数あるメニューの中から、今回は、「ベーコンとほうれん草のキッシュ」と「豚の角煮のキッシュ」を注文。
窓口から中の様子をうかがうと、店内には男性従業員が二人。
一人は窓口で接客を担当し、もう一人は奥の厨房でキッシュを作っていた。
会計を済ませて、頼んだキッシュを受け取る。
お店の人から「このまま食べても美味しいですが、温めなおして食べるともっと美味しいですよ」というアナウンスがあったので、一瞬、このまま家まで持って帰ろうかとも思ったのだが、この日はまだまだ色々と立ち寄る場所があったので、早々に食べることにした。
肴町アーケードに移動して、ベンチに陣取り、包みを開く。
紙袋の中には、キッシュの温め方が書いてある紙が同梱されている。
こういった心遣いがうれしい。
まずは、「豚の角煮のキッシュ」から食べてみる。
アーケードの下で食べているので、写真の色味が少し黄色いが、現物はもっと美味しそうな色である。
プラスチックの容器から出して、バクっとかぶりつくと、大振りの角煮がゴロゴロと入っていてなかなかのボリューム感。
甘辛い味付けで柔らかく煮つけられた角煮が、キッシュの土台のパイ生地や卵と相まって抜群に旨い。
続いて、「ベーコンとほうれん草のキッシュ」を…。
食べた瞬間、ほうれん草の風味がブワッとやってくる。
てっきり、ベーコンがメインのキッシュだと思っていたのだが、なかなかどうして、このキッシュの主役はほうれん草である。
たっぷりのほうれん草に、ベーコンの風味と塩気がアクセントになって旨い。
大きなキッシュ二個、ペロリと食べ尽くしてきれいに完食。
ごちそうさまでした!!
※追記
食べたキッシュは二つともかなりおいしかったのだが、お店の人が言う通り、温めなおして食べたらもっと美味しかったと思う。
温め方の説明を読む限り、オーブンを予熱して温めなおさなければいけないので、多少手間はかかるかもしれない。
しかし、キッシュ自体のレベルが非常に高いので、近隣にお住まいの方は、ぜひとも、自宅に持ち帰って、温めなおして食べることをお勧めする。
〇今回の会計
ベーコンとほうれん草のキッシュ 500円
豚の角煮のキッシュ 500円
合計:1000円
〇店舗情報
フタツムグ
岩手県盛岡市南大通1丁目2-12 MEIWA BLDG 1F
TEL:019-656-9800
駐車場:不明
フタツムグのInstagram