数日前、ふと気づいたら、自宅アパートの裏に妙な草が生えていた。
今、「草」と書いたが、この植物が草なのか木なのかよくわからないのだ。
見た感じはなんとなく草っぽい雰囲気があるのだが、草の茎に当たる部分が妙に太い。
きちんと測ったわけではないが、500円玉の直径ぐらいの太さはゆうにあると思う。
下手をすると、G-Shockの文字盤ぐらいの太さはあるのではないだろうか。
草という括りでまとめるには、やたらと立派な植物がドンと生えているのだ。
立派とはいえ雑草(雑木?)なので、切るべきなのだろうと思うのだが、この草の生えている場所がなかなかに微妙で、果たして自分が切るべきものなのかがいまいちはっきりしない。
私が今住んでいるアパートの裏には小さな庭がある。
その庭を超えたところに細い水路があって、その水路の向こうに隣の家の敷地がある。
この水路とアパートの庭はちょっとした鉄製の柵で仕切られているのだが、自宅アパートの敷地はこの庭部分まで、言い換えると、柵がある部分までなのである。
謎の植物が生えているのは、柵を超えたところにある水路の中。
この水路、今はあまり水路としての機能を果たしていないようで、梅雨時や台風のときなど、大雨が降るとき以外は基本的に干上がっている。
その干上がったぶぶんから、謎の植物が生えてきているのだ。
アパートの敷地外とはいえ、敷地にピッタリと密接するかたちで生えてきたこの植物。
果たして、私が切るべきなのだろうか。
それとも、水路の向こうにある隣の家の住人が切るべきなのだろうか。
切るべきか切らざるべきか、悩んでいるうちに、今日も植物は少しずつ成長している。
そんな植物のことが頭の片隅に引っかかっている中年おじさんは、この日、シシトウと豚肉の甘辛炒めを作った。
〇材料
豚肉(切り落とし)
シシトウ
砂糖
みりん
醤油
〇レシピ
シシトウは茎の部分を切り落とす。
フライパンに油を敷く。
フライパンに油がなじんだら豚肉を入れて炒める。
豚肉におおよそ火が通ったらシシトウを入れて炒める。
シシトウの表面にうっすら焦げ目がついたら、砂糖、みりん、醤油を入れて炒め煮する。
調味料の水分がいい感じに詰まったら皿に盛って完成。
簡単に作れてご飯のお供にピッタリ。
ぜひ、作ってみてほしい一品だ。