盛岡散策の途中、大通りを歩いていたら『さわや書店』がこんな状態になっていた。

さわや書店は、自分が子供のころからずっと、このビルの一階と二階のフロアを使って営業していた。
しかし、その一階部分が白い紙で覆われ、その紙には書店は二階で営業している旨が書かれている。
二階に上がると、確かに書店は営業しているものの、なんだか悪い意味でこじんまりした感じがする。
レジの店員さんに一階のフロアについて聞いてみたらこんな返事があった。
私:「一階は模様替えですか?」
店員さん(以下、店):「いいえ、他のテナントが入ります。」
私:「どういったテナントが入るんですか?」
店:「飲食店が入るそうですよ」
要するに、一階の書店フロアがなくなって代わりに飲食店が入るということのようだ。
さわや書店は盛岡を代表する書店であり、近年では、全国の書店にも広がった企画「文庫本X」の発信地でもあっただけに、その本店がこういう状態になってしまったというのはなんとも寂しい。
本店の規模が縮小されたとしても、さわや書店は、盛岡駅の駅ビルであるフェザンに中型の店舗を抱えているほか、青森県にも支店があるので、さわや書店という企業全体の規模は、もしかすると以前よりも大きくなっているのかもしれない。
ただ、仮にそうだとしても、盛岡市の中心地にある書店が規模を縮小するというのは「なんともなぁ…」という感じがする。
自分が子供のころ、盛岡市の大通には、さわや書店と第一書店という二つの大きな本屋が道路を挟んで真正面に店舗を構えて営業していた。
しかし、いつしか、第一書店は移転(確か、本町通りに移ったような気がする)し、その後、閉店する。
それからしばらくたった後、市内のモスビルにジュンク堂が入居したが、そのジュンク堂も、去年、2フロアで営業していた店舗の売り場面積を縮小してワンフロアのみの営業になっている。
そして、とうとう、さわや書店も本店の売り場面積を半分に縮小。
盛岡の中心から本屋がどんどん少なくなっているのは少し寂しいような気もするが、オンラインの書店がこれだけ発達した今となっては、これも時代の流れなのだろう。

