20日に行われた参院選の最終的な結果は以下の図(NHK)の通りだった。


結果としては自民公明から離れた票が国民民主、参政、小規模野党に流れたという感じだろう。
個人的には、今回のこの流れで立憲が全く議席を伸ばしていないところが目についた。
与党がこれだけ議席を減らしている中で立憲が前回と比べてプラスマイナス0ということは、立憲は立憲で実質的な敗戦といってもいいだろう。
また、共産党も前回の7議席から今回3議席ということで半分以下に議席を減らしている。
そう考えると、今回の選挙は与党大敗というよりも、実体はむしろ、自公立憲共産という古い政党が負けて、新興勢力に票が集まった選挙とみるのが正しいような気がする。
与党大敗を受けて、20日日曜日の23:00時点では、サンデードルが対円で暴騰し大きく円安に傾いた。
また、アナリストやXで情報発信している海外の投資系アカウントなど、大勢の見方は週明けは円安ドル高だった。
ところが、蓋を開けてみると、21日は80銭ほど大きく下窓を開けてスタート。
窓はすぐに埋まったものの、それ以降円安の流れは続かず。
さらに、14:00に石破首相の会見が始まったあたりから大きく下落を初めて、15:30現在、ドル円は147.775付近で推移している。
結局、ドル円の値動きとしては「みんなが予想している方向とは逆に行く」という、いつものパターンに落ち着いたようだ。