日本時間3日の午前5時、トランプ大統領が、かねてから話題になっていた相互関税に関する演説を行った。
各国に課される関税の割合は以下の通り。



この発表を受けて、為替は一気にドル売りが進んだ。
ドル円は、トランプさんの演説が始まった後、一瞬、150.480まで上昇したものの、そこから一気に下落に転じて2日のNYクローズは149.303だった。
この時点ですでに1円20銭程下げているのだが、ドル売りの本番はここからだった。
3日の日本時間が始まると同時にほとんど戻すことなく終日ズルズルと下げ続け、アメリカ時間に入った23:00に145.171をつけた。
トランプさんの演説後の150.480から見ると、実に5円30銭ほど下げたことになる。
また、今年の安値は3月11日につけた146.535だったのだが、その最安値も1円36銭ほど更新した。
為替だけでなく、日本株、米国株ともに大きく下落。

良くも悪くもトランプ政権の目玉だった関税の話題だっただけに、ある程度の衝撃は予想されたが、まさかこれ程の威力があるとは…。
この状況で明日5日は雇用統計。
当分はボラの高い状態が続きそうだ。
〇トランプさんの演説
〇トランプ関税を解説する動画