20250128 トランプさんとベッセントさんのダブル関税砲でドル買い ~ 為替にまつわる覚書 ~

日本時間の午前8時台に、トランプさんとベッセントさんのダブル関税砲が発射された。

関税砲の内容は以下の通り。

〇トランプさん

「移民送還に非協力的な国に関税を科す」

「米国に危害を加えるものには関税を科す」

「米国で製造するなら税率を15%に引き下げ」

「外国製コンピュータチップに近々関税を科す」

「半導体に近々関税を科す予定」

「他の産業にも関税を科す予定」

「鉄鋼、アルミニウム、銅に関税を科す」

「外国製半導体チップに関税を近く適用する」

〇ベッセントさん

「米国への輸入品に対する新たな普遍的関税を2.5%から開始し、毎月同じ割合で段階的に引き上げ、最終的に最大20%まで引き上げる可能性がある」

なんというか、もう、言いたい放題やりたい放題である。

関税にまつわる上記の発言で、米国内での物価上昇が懸念されてドル買いが発生。

ドル円は午前8時に154.511だったものが13時台には155.947まで上昇。

ユーロドルは1.04891から1.04246まで下落。

ポンドドルは1.24958から1.24359まで下落した。

このドル買いで昨日のDeepSeekショックによるドル売りが完全に巻き戻された。

個人的には、昨日のドル売りの流れはしばらく続くものと思ったが、トランプさんの一発でこのありさま。

昨年の末から、いまいち方向感のつかめない難しい相場が続いている。

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