先日、「今年は富士山の初冠雪が観測史上一番遅い」という記事を書いたが、本日7日、富士山の初冠雪が報じられた。
実際は、昨日6日の段階で初冠雪は確認されていて、静岡側からは雪化粧した富士山は見えていたようだ。
しかし、富士山に雪が降ったかどうかを認定するのが、山梨側の気象台ということで、昨日の段階では、山梨側の気象台からは富士山が雲に隠れてみることが出来ず、今日になって初冠雪認定ということになったらしい。
どうやら、富士山の初冠雪は、「山梨側の甲府地方気象台から目視で富士山の冠雪が確認できること」というのが条件になっているようだ。
記録をとるということになると、同じ場所から観測しないとデータに一貫性がなくなるということは理解できる。
しかし、「雲に隠れて見えない」といった気象条件によって観測結果が左右されるような観測所を基準にして初冠雪を記録しているのはどうかと思う。
いっそのこと、富士山頂に観測所を置くとか、初冠雪の有無を現地で判断できるようにすることはできないものなのだろうか?
史上最も遅い初冠雪ということで、ちょっと気になっていただけに、なんとなくモヤモヤする初冠雪報告になった。
また、今日は立冬ということもあってか、この日に合わせるように東京と近畿で木枯らし1号の報が届いた。
東京の木枯らし1号は去年より1週間ほど早いらしい。
今年の夏と、それに続く残暑は本当に長かったが、ようやく関東でも冬の足音が聞こえてきたようだ。