肴町界隈を歩いていたら、「クレープ」と書かれた水色ののぼりが立っていた。
実は、こちらのお店、昨年帰省したときにも来てみたのだが、お店が休みだったため訪問できずにいた。
今年、満を持しての初訪問である。
このお店は、一見するとかなり入るのをためらう細くて暗い路地の先にある。
暗い道をテクテク歩いて突き当りまでいくと、そこにクレープショップ『カルミア』がある。
さっそく入ろうとすると、ドアに「注文が決まったら扉を開けてください」という注意書きがある。
指示に従って扉の左側にあるメニューボードを見ながら注文するものを決める。
何にしようか迷っていたのだが、「数量限定ショコラオレンジ」の文字にひかれたので、そちらを頼むことにした。
注文も決まったので店に入ろうとドアを開けたら、ここでちょっとびっくりした。
このお店、入り口のドアを開けると、いきなりレジカウンターになっていて、そこで注文するシステムになっており、「店に入る」ということが出来ない。
確かに、冷静に考えてみると、ドアに貼られていた注意書きにも「扉を開けてください」とは書いてあったものの、「入店してください」とは書いていなかった。
妙に納得して、注文を伝え、会計を済ませる。
すると、クレープが出来上がるまでの間、もう一度扉を閉めて、扉の前でポツンと待つことになる。
暗くて細い通路で、クレープの出来上がりを待ちながら、一人ぽつんと立っている。
この時間が妙にシュールな感じがして、待っている間、こころの中で少し笑ってしまった。
待っている間、中学生らしい娘さんとその母親の二人連れが、路地を通ってこの店にやってきた。
雰囲気的に、かなり入りにくい店ではあるが、地元のご近所さんにはしっかり認知されているようだ。
8分ほど待つと、扉が開いたので、注文の品を受け取る。
もった瞬間、ちょっとびっくりしたのだが、このクレープ、重い。
クレープ自体も大きいので、中にかなりの量の具材とクリームが入っていることが想像される。
気軽に街中を歩きながら食べられるボリュームではないので、肴町アーケードに入り、そこに設置されている椅子に陣取ってじっくり食べることにした。
さっそく一口…。
生クリーム、チョコレートクリーム、チョコレートソース、オレンジ、そのすべてがたっぷり入っていて抜群のボリュームと食べ応え。
味ももちろん、旨い。
先にも書いたが、気軽に食べられる量ではないので、椅子に座ってむさぼるようにバクバク食べる。
ガタイのデカいスキンヘッドの中年男性がクレープをガツガツ食べている光景を、道行く人がどういう目で見ていたのか定かではないが、他にやりようもないのでひたすら食べ進める。
このサイズの甘いものを食べたのは久しぶりだったが、きれいに完食。
ごちそうさまでした!!
〇今回の会計
ショコラオレンジ 700円
〇店舗情報
店名:カルミア
住所:岩手県盛岡市南大通1丁目1-24
営業時間:不定期営業(お店のInstagram参照)
カルミアのInstagram