日付が日本時間で23日に変わった午前1:00頃、アメリカのベッセント財務長官の「状況は持続不可能であり、中国との緊張緩和を予想」という発言が出てきて、米株が暴騰。
結果、22日のニューヨーク時間、ダウは1000ドル以上上げて引けた。



その後、23日の午前6:00過ぎ、トランプさんが「パウエル議長を解任する計画はない」と発言。

ここ数日、トランプさんは利下げを渋るパウエルさんをさんざんにこき下ろしており、パウエルさんを辞任に追い込むような圧力をかけるのではないかと危惧されていたが、そこにきてこの発言。
この一言で市場の不安感が薄れてドル円は爆上げ。
23日は141.474で寄り付いたが、そこからわずか1時間ほどで143.210まで上昇した。
しかし、ここから一気に踵を返して、ドル円は一転して下落。
3時間後の10:30頃には141.666をつけて完全に行って来いの展開。
トランプ関税が発表されてから、ドル円は大々的な下落相場が続いていたので、22日のアメリカ時間から続いた143.210までの上昇を「戻り」とみるべきなのか、それとも、市場に安心感が広がって一旦上昇に転換したと考えるべきなのか…。
この文章を書いているのは23日の13:00頃だが、ここからどう動くのか、なんとも判断の難しい状況になってきた。