昨日に引き続き、今日もドル円は荒っぽい値動きになった。
149.657で寄り付いたのち、一時、149.276まで押す場面もあったものの、そこから仲値にかけて150付近まで上昇。
さらに、国会の予算委員会での植田総裁の発言で日銀の緩和的な姿勢が表明されたことで、上昇の勢いに弾みがついて11:30頃にこの日の日通し高値である150.736まで到達。

その後、23:00過ぎまで12時間ほど本日高値圏でのレンジで推移していたが、23:45に発表されたアメリカのサービス業PMIが予想53.0のところ、49.7と大幅に悪化。

前回サービス業PMIが50を割ったのは2023年の2月ということで、実に2年ぶりの悪い数字。
この発表を受けて、ドル円は150円の20台から一気に149円の60台の本日始値付近まで下落。
その後も下げの勢いは止まらず、日付が変わった22日午前3時過ぎに149円を割り込んで148.966をつけた。
日本時間に1円50銭上昇して、そこから1円80銭のバックドロップ。
往復3円30銭という、とんでもなく激しい値動きになった。
この日はかなり難易度の高い動きだったものの、なんにせよ、ボラが出てくれることはありがたいので、来週もこの勢いが続いてほしいところ。