日本時間の午前8時台に、トランプさんとベッセントさんのダブル関税砲が発射された。
関税砲の内容は以下の通り。
〇トランプさん
「移民送還に非協力的な国に関税を科す」
「米国に危害を加えるものには関税を科す」
「米国で製造するなら税率を15%に引き下げ」
「外国製コンピュータチップに近々関税を科す」
「半導体に近々関税を科す予定」
「他の産業にも関税を科す予定」
「鉄鋼、アルミニウム、銅に関税を科す」
「外国製半導体チップに関税を近く適用する」
〇ベッセントさん
「米国への輸入品に対する新たな普遍的関税を2.5%から開始し、毎月同じ割合で段階的に引き上げ、最終的に最大20%まで引き上げる可能性がある」
なんというか、もう、言いたい放題やりたい放題である。
関税にまつわる上記の発言で、米国内での物価上昇が懸念されてドル買いが発生。
ドル円は午前8時に154.511だったものが13時台には155.947まで上昇。
ユーロドルは1.04891から1.04246まで下落。
ポンドドルは1.24958から1.24359まで下落した。
このドル買いで昨日のDeepSeekショックによるドル売りが完全に巻き戻された。
個人的には、昨日のドル売りの流れはしばらく続くものと思ったが、トランプさんの一発でこのありさま。
昨年の末から、いまいち方向感のつかめない難しい相場が続いている。