22:30頃、ウォールストリートジャーナルが「トランプ氏は貿易ビジョンを示すものの、新たな関税はまだ課さない見通し」というニュースを報じると、一気にドル売りが加速した。
1月6日にワシントンポストがトランプ政権での関税にまつわるニュースを報じた際には、報道が出てしばらくたってから、トランプさんがSNSでこの報道を否定したことで、相場がさらに引っ掻き回されたが、今回はトランプさん側のスタッフが、WSJの報道を認めたことも、一方的なドル売りの要因になったようだ。
この報道でドル円は156.465から155.415まで下落。ポンドドルは1.21834から1.23262まで上昇。ユーロドルも1.03149から1.04299まで上昇した。
ドル円よりも、ポンドドルやユーロドルの方が動いたので、なんとなく一昔前に戻ったような雰囲気がある。
ここ数年、ドルストは本当に煮詰まっていたので、今年こそは本来のボラティリティを取り戻してほしいものだ。
日本時間の21日午前2時ごろからトランプ大統領の就任式が始まる。
新たなトランプ劇場がいよいよ開幕する。
なお、余談だが、トランプさんはメキシコの壁の建設再開も表明するようだ。