この日、ドル円は日本時間から大きく下落した。
151.488で寄り付いたのち、151.535まで上昇したが、8時ごろからじわじわと下落をはじめ、8:30に東京都区部コアCPIの数値(前回1.8 予想2.0 結果2.2)が発表されると、日銀の利上げ観測が進んで大きく下落。
10時台に149.854を付けた。
その後、欧州時間が始まった16時台に再び下落して149.534を付けたものの、今度は踵を返して上昇に転じ、日付が変わった午前1時台には150.529まで戻した。
時間も時間だったので、今週はこの辺りで引けるかと思ったのもつかの間、日経電子版に掲載された植田総裁のインタビュー記事に「(追加利上げの時期について)データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいているといえる」という記載があったことから、12月会合での利上げの織り込みが進んで149.469まで下落してこの日の安値を付けた。
サンクスギビングの翌日ということもあって、市場参加者も少なく、この日はそれほど動かないだろうと高を括っていたのだが、高値は151.535、安値は149.469ということで、2円7銭ほどの大きな値動きになった。