この日、ドル円が爆上げした。
151.046で寄り付いたのち、一瞬、150.980まで押したものの、そこからは一本調子で上昇。
時間足は15本連続の陽線になり、高値は153.188をつけた。
安値から見ると、実に2円20銭ほど上昇したことになる。
また、この日特徴的だったのは、円安と株安が同時に進んだことだろう。
普段、これぐらい円安になれば、株は上がるのだが、この日は円と株が同時に売られ、円安株安で日本売りとなった。
ドルストレートも下がっていたので、為替に関してはドル一強の状況であり、円ばかりが売られたというわけではないのだが、株の売られ方が少し気になる。
27日に衆院選を控える中、連日、与党の劣勢が伝えられており、相場の参加者がこの状況を政情不安とみている可能性もあるだろう。
実際、石破新総裁の不人気、ひいては今の自民党の不人気も手伝って、今回、与党は大幅に議席を減らすだろうが、そうなったときの株と為替の値動きが気がかりだ。
円安株高や、円高株安といったオーソドックスな動きならいいのだが、今日のような円安株安のような値動きになると、ちょっとまずい気がする。
来月には米大統領選も控えて、相場には何とも不穏な空気が流れている。